3.6.15

夏の養生のこと

今日は夏の養生をご紹介します。
ごく当たり前の養生なのですが、この当たり前の生活を日々こなすのが、東洋医学の養生の基本です。
しっかり養生をして夏を元気に過ごしましょう〜。
 

⚫日の長さに合わせ朝は早起きしましょう。
夏に咲きそろう花のように、日の長さや暑さを嫌わず、物事には怒らずに、身体の陽気を発散させながら気持ち良く過ごしましょう。

⚫よく身体を動かし、汗をかきましょう。
体内の老廃物や毒素を汗といっしょに外に排泄、発散できるようになれば一番です。
これに背くと陽の気が胸にこもり、肺がよく働く秋になると、その熱によって肺が乾燥し、痰の少ない空咳の原因にもなります。(素問 四気調神大論)

⚫冷えに用心しましょう。
特に寝冷えに注意です。おなかや首、肩など冷えない工夫を。
生ものや、冷やした食べ物、飲み物のとり過ぎにも注意です。
胃腸を直接冷やしてしまうので、消化機能や免疫力が低下し、夏バテの原因となります。







夏の食養生
⚫旬の野菜(主として陰性)を適度にとりましょう。トマト、きゅうり、なすなど、、

⚫薬味をとりましょう。生姜、葱、シソなど、、食欲増進、解毒、抗菌、胃腸のはたらきを整えるなどの作用があります。

⚫水分補給は糖分の含まれるものは身体のバランスを崩しやすいので避けましょう。


 
東洋医学では、天と地の陰陽の気が盛んに交わり、万物が成長繁栄する季節ととらえています。
夏は陽の気が盛んになります。
人間も自然界の変化に従って、体内の陽の気が皮膚を通じて外界に発散するように心がけるようにします。
陽気をうまく発散しないと、身体は暑さを感じはじめ、冷房や冷食を好むようになり、下痢をするようになり胸に熱がこもります。

夏でもあまり汗をかかない方、冷える方、低血圧の方などは夏に体調を崩しやすくなります。
特に心臓に持病がある方は注意しましょう。